第34章 嫉妬しないの?*相葉*side
〈先生…〉
そう言ってセーラー服姿の
女優さんが白いジャージの俺に向かって
走ってくる。
「なに?」
〈…その…〉
「ん?…この匂い…好き…」
そう言って俺が彼女のサラサラの
髪の毛に触れる。
〈カットーっ!
チェック入りまーす!〉
監督からのカットがかかり
俺は作戦に出た。
だって、稲葉さんに呼ばれて
来たちゃんがスタジオに
いるんだもん。
「…愛ちゃんだよね?」
〈え…あ、は…はい//〉
「今、何歳だっけ?」
〈あ、19歳です。〉
19って…あなた
俺、犯罪じゃん?笑
やっぱ俺にはちゃんかな?