第2章 強いあの子*相葉*side
帰りの車のなか、
みんなで同じホテルに向かう。
そこで出たのは
やっぱり彼女のはなし。
みんな、気に入ったんだろうね?
特にニノ
「相葉さんのタイプでは
なさそうですけど…どうです?
あんな強き女子は?」
とゲームをしながらも
器用に俺の顔を覗いてくるニノ
「うーん。
未知との遭遇?
ていうか嫌いではないよ?
何か真剣な姿…嫌いじゃないけどね。」
そう真剣に答えたことに
ニノもみんなも何故か不思議がってる。
ん?これ、正解じゃなかった?
「じゃあライバルかもしれませんね。
俺…ちょっかいかけちゃおうかと…」
「お?ニノ…恋ー?」
と翔ちゃんがおもしろそうに
ニノの背中をツンツンしてる。
このときは何も思わなかったよ?
でもね…今考えると、
もっと早く捕まえとけばよかった。
あの強いあの子を。