第50章 死にたがり女子高生と変態男子高校生(及川徹)後編
あとがき
こんにちは、作者のだまです。
死にたがり女子高生と変態男子高校生及川徹くんのお話でした。
お話の中で出てきた小説のタイトルは、全部私が高校生の頃に使っていた現代文の教科書に載っていた作品たちです。教科書はもう手元にないですがなんとなーく印象に残っているものたちを寄せ集めて、何かお話が作れないかなぁ、と思って考えてみました。
『こころ』夏目漱石
『Kの昇天――或はKの溺死』梶井基次郎
『山月記』中島敦
『夢十夜』夏目漱石
これらは全部ネット上の青空文庫で無料で読むことができます。当時はただの定期テストの範囲内の一つにすぎなかったのですが、今になって読み返してみると、なんかいろいろ考えさせられますね。
及川徹と言えば「信じてるよ、お前ら」が名言ですよね。
他人を疑うこと、信じることをテーマにした夏目漱石の『こころ』と、チームメイトと超絶信頼関係を築きあげる及川徹くんをね、こう、うまいこと絡められないかなっておもったらこんなものができあがりました(笑)多方面から怒られそうで怖いです。
ちなみにお話の中で、及川クンが『精神的に向上心がないものは馬鹿だ』という名言よりも好きな台詞があると言っていましたが、それはこちらになります↓
『私は死ぬ前にたった一人で好(い)いから、他(ひと)を信用して死にたいと思っている。あなたはそのたった一人になれますか。なってくれますか』
他人を信じることってなかなかできないもんですよね。でもそれができる及川徹は凄い人だと思います。
というわけで、ここまで読んでくださってありがとうございました。
もし松島に縁のある方で、「えっ、砂浜あるよ?」みたいな突っ込みどころを見つけた方は、こっそり私にメッセージ送ってください。よろしくお願いします。
だま