第24章 booleanを真にせよ(孤爪研磨)
窓の外を飛んで行くとんぼに目を向けながら
もし、その1が自分に向けられたら、と考える。
年百年中明けても暮れても俺のことしか考えられなくなって、毎日俺に近寄ってくるんだ。
頭の中が俺でいっぱいになって、なまえは夢中になってあれこれと頭を悩ませる。
面倒な人はキライな俺だけど、「やる気は始めなければ生まれない」だ。
始めてみればきっとすぐにその気になる自信がある。
あぁ、早くその日が来ればいいのに、なんて考えながら、俺は今日もキミを見ているだけ。俺は常に同じ状態を保とうとしている。環境が変化するのは苦手だ。
END