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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第31章 WエースVS光と影




氷室が殴ったことに他の選手達は驚いていたが、彼は紫原の胸ぐらを掴み「いいかげんにしろアツシ!!まだ勝負は終わってない!!と叫んだ


そして紫原は彼へ「…てーな、そーゆー熱血っぽいのが1番ウザイんだけど」と言い、彼にまた本音を言い始めた



紫原
「そもそも室ちんなんて俺より火神に歯が立たないじゃん。才能が違うってわかんないの?」


氷室
「…ってるよ…わかってるよ。そんなことは…ずっと…火神の才能に嫉妬してきたんだからな…」



彼の言葉は予想外だったのか、紫原は目を見開いた。そして桃井は先程青峰が言った氷室がゾーンに入れないという言葉が気になったらしかった

そのため青峰に「氷室さんがそれ以前…ってどうゆうこと?」と問いかけた。それに彼は「つーかさつきだってうすうす気づいてんだろ」と話を始めた



青峰
「ゾーンに入れんのは選ばれた人間だけだ。俺も最初もしや…と思ったが、やっぱ違ーわ。技術は高え、実力派認める。「キセキの世代」と限りなく近いと言ってもいい
だがそれでも秀才どまりだ。いくら強くてもあくまで凡人の延長戦でしかねぇ、どれだけ近づこうが、決してこっち側に来ることはねえ」


アレックス
「(タツヤ…)」


氷室
「なのに…俺がノドから手が出るほど欲してるものを持ってるお前が、あっさり勝負を投げようとしている。怒りで気がヘンになるぜ…!」



そういう氷室の目からは涙が出ており、胸ぐらを掴まれている紫原の頬に彼の涙が落ちた。その事に彼は驚きながらも話を始めた

彼は「うーわー引くわー、そーゆーの心底ウザい。てかありえないわ。泣くとか、なんとなく気づいていたけど…ここまでとは思ってなかったよ…初めてだよウザすぎて、逆にすげぇと思うのは」とため息を吐きながら言った

そして彼は「しょーがないから最後までコートにはいてやるよ」と言い、荒木にヘアゴムを要求していた



日向
「なんかモメてたけど…大丈夫か?」


火神
「いや…むしろ逆じゃないすか」


黒子
「今までで1番…ヤバそうです」


彼らの視線の先で紫原は後ろで髪を1つに結んでおり、やる気十分というような感じだった

その頃医務室では、木吉がゆっくりと目を見開いた








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