第16章 決勝リーグ進出だよ
日向
「黒子!いけるのか!?」
黒子
「はい」
火神
「トーゼンだよな!…それより、ちゃんと秀徳のド肝抜けんだろーな?」
黒子
「…はい。もちろんです」
火神は黒子を呼ぶときに後ろから背かをドンッ!と押した
それでコケて怪我でもしたらどうするのか。と聞きたいが、何もないためスルーしました
そして黒子は火神の質問にほんのり笑みを浮かべながら返し、宣言した
宮地
「ここで黒子?ミスなんとかはほとんど切れてんだろ?」
木村
「まさかヤケクソってのは…ねーよな」
緑間
「むしろ逆なのだよ。奴がこの場面で手ブラなどありえない
出てきたからには、必ず何かある…!」
「再開!つーか誠凛交代したけど手はあんのか!?」
小金井
「秀徳は黒子をずいぶんと警戒してるな…!…けど、」
相田
「今の彼は止めらんないわよ!
なんたって「キセキの世代」を倒すための技だからね。さぁ…お披露目よ!」
そんな誠凛の様子を見ていた宮地はミスディレクションの効果切れを言っていた
もちろんそれは誠凛も承知して出しており、相田はとても良い顔をして、言い放っていた
「誠凛がペースを落としたぞ!?」
「ラン&ガンはやめたのか?」
大坪
「(…いや、切り札投入直後にうかつに攻めて取りこぼせば流れが完全に切れる
計ってるんだ。切り札を最大限に生かすタイミングを!)」
そしてボールは伊月から日向へ木吉へと回るのを観客が見守っていると、黒子は一瞬目を少々強気にさせた
その目に高尾は来る!!と直感した。だが高尾を火神がスクリーンで止め、黒子は見事にかわした
「スクリーン!!」
高尾
「スイッチ!!
(なっ…!?オイオイまさか…緑間とやる気かよ!?)」
緑間
「(キャッチ!?バカな…黒子はボールを持った状態でミスディレクションは使えないはず…)」
宮地
「(なんかヤベーぞ!?)気をつけろ緑間ァ!」
火神
「残念だけどそーゆー話じゃないぜ、速いとか巧いとかじゃねーんだ
黒子にしかできない…そのドライブは、消える…!」
そして黒子は1対1状態であった緑間の視界から消えた。技の名は、消えるドライブ(バニシングドライブ)である