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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第16章 決勝リーグ進出だよ





並び終わった誠凛と秀徳だったが、緑間と火神は目の前にいる好敵手を睨み付けていた

また高尾と黒子もそれは同じで、睨みはしないが会話を交わしていた



高尾
「悪ー(わりー)けど今回はあいつたぶん…お前にかまうゆとりないぜ
前回とちがって今回アイツは火神のことを好敵手として認めている
そんでそれは俺も先輩たちも一緒だ」


黒子
「…嬉しいです…けどだったらなおさら、負けません…!」



秀徳スタメン3年の目、誠凛スタメン2年目はそれぞれ相手を睨み付けており、黒子の目は何かを決意したようだった

その様子を見た相田は溜め息を吐きながら相手の様子を分析をした



相田
「思った通り油断なんて微塵もないわね
仮に秀徳の戦型が前回と同じなら勝つための必須条件はやはり緑間くんの攻撃よ
そして彼の超長距離3Pには、十中八九弾数に限界がある…!」


1年ベンチ
「え?」


相田
「あれだけの距離よ。まず届かせるだけでも全身の力をボールに乗せる必要があるわ
さらに前の試合を見返したら撃つ度にほんのわずかずつだけど、タメが長くなっていった
全てじゃなくてもそこまで抑えることができれば、成功率は一気に落ちるはずよ…!」


小金井
「それなら…いるじゃんか。緑間を苦しめた奴が…!
しかも今回は体力満タンで!!」


アナウンス
「そではこれよりWC予選決勝リーグ第2試合、誠凛高校対秀徳高校の試合を始めます!!」


審判
「礼!!」


「「「よろしくお願いします!!」」」


木吉
「よう、高校では初対決だな」


大坪
「ああ、手加減はせんぞ!」



まずはジャンプボールから。ということで誠凛からは木吉が、秀徳からは大坪が出てきた

黒子は火神の後ろにそっと行き、何か話しかけようとしていた



黒子
「火神くん、どうやら緑間くんは君と一騎打ちを望んでいます。そもそも相手をできるのは火神くんしかいません
なのですみません、緑間くんは全面的にお任せしていいですか?」


火神
「ハッ、ったりめーだ!!言われなくてもそのつもりだよ」


緑間
「…火神!!」



緑間も火神も相変わらず睨み合っていた。その様子から油断も隙もないことがよく分かる

そんな中ボールは投げられた。が、ジャンプボールは両者互角で二人とも同時に触り、拾ったのは誠凛だった









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