第3章 久しぶり
河原
「客席で応援…?」
名前
『…キセキの世代には戻ってきたことを言ってないんです
なので全員とは言いませんが…ある程度の人数に会ってからが良いんです
恐らく…WC本戦辺りからの参戦になってしまうんですけど…大丈夫ですか?』
日向
「全然構わねぇが、何でキセキの世代には言わないんだ?」
名前
『変わってしまったからです
でしょ?テツヤ』
黒子
「はい。高校に入ったら急に…それに僕自身も忘れてました」
名前
『…きっと、あたしのことも覚えてないと思います』
ぽつりぽつりと話していくあたしを見て何かを察したのか、もう何も聞かずに了承した誠凛バスケ部のみんな
そのことにお礼を言って頭を下げると、無言で木吉さんは頭を撫でてくれた
名前
『…ハゲさせる気ですか?
かなり痛いです』
木吉
「あ、悪かった
俺手がでかくてな」
名前
『いや力の問題ですよ』
木吉
「…そうなのか!?」
名前
『それ意外に何かあるんですか!?』
ふぅ…と溜め息を吐いて、キセキの世代がなぜ変わったのかを考える
…答えは出ないけど
名前
『むしろどれくらいあたしの存在が無くなっていたのか気になるかな』
恐らく覚えているのは、にさつきにテツヤ
あとは良くて虹村先輩かな…
名前
『とりあえず、よろしくお願いしますね
マネージャー業はほとんどできるので、安心してください』
小金井
「料理とかも!?」
名前
『上手…の部類に入るの?テツヤ』
黒子
「入ると思いますよ」
名前
『らしいです』
小金井
「やった!」
それぞれ別々の嬉しい様子を見せる誠凛の方々
…そいえば監督が料理苦手…壊滅的なんだっけ?
そりゃ料理ができる人欲しくなるわな