肉食系女子のススメ《恥ずかしがりやの彼女~番外編》
第1章 change!?【主人公の親友side】
着替えを済ませ、更衣室を出ると海斗さんに出くわした。
海斗「あっおはよー!俺の花音♡今日も最高に可愛いっ♡♡」
海斗さんは抱きついてくる勢いだったので、腕を伸ばしそれを阻止する。
菜奈「おはようございます。海斗さん」
私の反応に海斗さんは不満そうな顔ををした。
海斗「ん~、何か今日の花音はつれないねぇ……何かあった?」
その言葉に私はぎくりとしたが、それ以上に間近に来た海斗さんのイケメン面にドキドキしてしまった。
さすがだわ、花音……!
海斗さんにまで口説かれてたのね~
しっかし、海斗さんイケメンだわ~~♡
見るだけでごはん三杯は食べれそう
菜奈「そうですか?特に何もありませんよ~では!」
怪訝そうな表情をした海斗さんから逃げるようにして私はその場を離れる。
危うくイケメンパワーにやられるとこだった。
危ない危ない。
すると後ろから腕が伸びてきて、肩を抱かれた。
ふわりと、良い香りが鼻を掠める。
悠「おはよ… 花音。」
うわぁ!悠キターーッ!!
つか、この距離ヤバッ!イケメンすぎてマジ王子だわ!
何この笑顔、眩しすぎるからっ!
眼福過ぎて…鼻血出そうw
菜奈「お、おはようございます… 悠」
悠「ん。また海斗にちょっかい出されてない…?」
悠さんは私の耳に唇を寄せてきた。
耳にかかる息にぞくりと電流が走る。
な、なんつーベタベタっぷり///
花音愛されまくってんなっ!!
悠「…こっち向けよ。」
顎をつかまれさらに悠さんの顔に近づく。
あ、キスされるーーー
って!楽しんでる場合じゃない!
慌てて私は悠さんから離れる。
悠さんは驚いた顔で私を見ていたが、すぐに心配そうな顔に変わる。
悠「…花音?…どうした?」
菜奈「あ、いや、その……い、今バイト中だし…ね?」
我ながらひどいしどろもどろっぷりだ。