第3章 W学園生活スタート!
~菊Side~
結局、朝のことを心夏さんに聞けないまま、放課後になってしまいました。
寝坊でもしてしまったんでしょうか・・・?
ついついため息ばかりででしまいます。
菊「疲れているんでしょうか……。」
今日は早く寮に戻って休むことにします、
え?
心夏「アーサーくん! 一緒に帰ろー!」
アーサー「は?なんだよ、いきなり 別に…いいけどよ…。」
建物の影に隠れて、話を聞いていました が、
やはり出て行かない方がいいですよね。いい感じですし。
心夏さん、昔はあんなに……。
どうして貴女は私のことを忘れてしまったのですか――――?
貴女の記憶の片隅にも私はいないのですか?
私は貴女にとって、どんな存在なのですか……?