第17章 VS大空
『くっ、ううっ・・・』
XAN「ミーナ‼」
『ハァハァ・・・XAN・・・XUS・・・。戦いは?」
XAN「それより解毒が先だ。遅くなってわりい。・・・チッ、手こずらせやがってあのカスが!」
XANXUSは素早くポールの上のリングを取るとミーナのリストバンドに合わせ、解毒した
『フゥ・・・ありがとう。もう大丈夫だよ?早く試合に戻らないと、わたしは大丈夫だから』
XAN「ああ、いってくる」
XANXUSは再び外に出て行った
山本「ぐっ・・・うぅ・・・」
『・・・・・・』
ミーナは一瞬躊躇ったが山本に近づいた
山本「ハァハァ・・・なにしてんだ?ミーナ・・・」
『これはツナのことを、山本のことを助けたわけじゃないから。山本がスクのことを助けようとしてくれたことについてのお礼っていうだけ。わたしがやったって誰にも言わないでよ』
ミーナはそういうと、雨のリングを山本のリストバンドに合わせて解毒した
山本「サンキューな、ミーナ」
『みんながくるまでここを動かないでね。わたしがやったってバレちゃうから。じゃあ』
ミーナはリングを置いて外に出て行った
山本「・・・仮ができちまったなあ・・・」
山本は微笑みながらもどこか悔しそうに小さく呟いた