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《テニプリ》Dear Prince《R18》

第2章 データ収集◇柳蓮二◇


柳side



折角彼女の為にと用意しておいた玩具を……精市達に使われるとは。


まあ確率的には100%だったがな。


弦一郎が部室へ入った事で元の数字から5%だけ上がり、←
更に精市までもが入室した事で確定した。



どうやらかなり効果はあったようだが……俺の欲しいデータはそれではない。


俺の彼女のデータだ。


自分の手ではある程度のデータは取れたが、まだ玩具を試していないからな。


二種類買い揃え、一体どちらがあいつを悶えさせる事が出来るのか検証したい。



「蓮二、終わった?」

「ああ。待たせてすまない」

「ううん。帰ろう?」

「そうだな」



そうすれば今より確実には悦ぶ筈だからな。


何も自分の自己満足で試すのではない。
彼女には良くなってもらいたいと思うのが彼氏だ。



「だが帰るのとは少し違うな」

「じゃあ何?」

「俺の家に寄っていかないか?」

「あ……うん…!」
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