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《テニプリ》Dear Prince《R18》

第3章 浴衣姿◇仁王雅治◇


◇おまけ◇



「」

「ん?あれ、もう帰ったんじゃないの?」

「お前さんの仕事が終わるの待っとった。一緒に帰らんか」

「え?!」

「なんじゃその反応は」

「いや……珍しいね」

「ただの気まぐれじゃ」

「じゃあ急ぐから!」

「急いでも気まぐれじゃからのう……もうおらんかもしれん」

「だから急ぐの!!待ってて!」



----*----*----*----*



「雅治!……あれ?雅治?ちょっと……マジでおらん。うわっ!」

「誰がおらんって?」

「この声雅治…!」

「ははっ、驚いたか」

「いきなり後ろから目隠ししないでよ」

「びっくりさせようと思ってな」

「もう。でも待っててくれたんだ」

「これも気まぐれじゃ。誰かさんが一生懸命片付けしとったしのう」

「ありがとう!嬉しい!」(ぎゅぅ

「おっと……そんなにか」

「そうだよ!」

「よしよし、可愛いのう。んじゃ、帰るか」

「うん!」

「ほら、手」

「いいの?」

「いいから差し出してる。繋ぎんしゃい」

「うん…!!」



◇END◇
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