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《テニプリ》Dear Prince《R18》

第3章 浴衣姿◇仁王雅治◇


◇仁王side◇



「雅治!」

「すまん、待たせたか」

「大丈夫!待ったの少……し……きゃぁ!!」

「ん?何じゃ悲鳴上げて」

「雅治…!何考えてんの?!」



夏の暑い夜。


今日は祭りがあってのう……俺はあんまし乗る気じゃなかったが、こいつが行きたいって言うから付き合ってやるんじゃ。


ま、浴衣着るって言ったしその期待もあって来てみたんじゃが……想像以上ぜよ。



じゃがのう……俺を見てビックリ仰天って感じしとる。

の視線は自分の胸に集中しとってな、まあ分かるぜよ。浴衣がはだけ過ぎ……って言いたいんじゃろ。



「暑いんじゃ、仕方なかろ?」

「だからってそれダメでしょ!」

「ウズっと来たか…?」

「く、来るわけないじゃん!」

「俺は違うぜよ…?今日のお前さん……エロ過ぎじゃて……」

「も、もうっ!」

「ははっ、冗談じゃ。行くか」

「むー!!」



こいつの顎取って近くで言ってやっただけで真っ赤じゃ。可愛いのう。


けどその冗談……。


冗談じゃないかもしれんぜよ…?
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