第7章 蜜の濃さ
みゆき 「えっ、と、泊まるの!?」
直樹 「はぁ、だって、みゆきヤりたいんでしょ?」
完全に家に入れ、二人きりになった状態で直樹は悪戯っぽい目で私を見る。
直樹は私よりも背が15~20センチ高く、顔も整っているからか、悪戯、というより妖艶さが感じられる。
みゆき 「-っ。しかたないでしょ!」
それだけの言葉をやっとのことで絞り出し顔が火照るのを感じながら、
みゆき 「オ、オフロ先いったら!?」
直樹を洗面台に押し込む。
直樹 「…あ、ねえみゆき。ここでいいじゃん。」
…は?
一瞬、思考が停止する。
が、その隙に直樹に腕を掴まれ私も洗面所に入ってしまった。