第4章 銀時の母親!?そして銀時は実は……
「すまんのぉ。妾はあの後身を隠して力を蓄えておったのじゃ。」
「だったら!だったら俺も連れて行ってくれてもいいじゃねぇか…俺がどれだけっ!」
銀時の言葉は途中で途切れた。
なぜなら女が銀時を抱きしめたからだ。
そしてそのまま女は言った。
「お主をおいてゆくのは悲しかったぞ?じゃが仕方のないことじゃったんじゃ。お主を連れて行ったらお主も危なかったんじゃ。わかってはくれんかぇ?」
女は眉を下げ悲しそうな顔をして言った。
「そんなこと…そんなことわかってる!
母上が俺のことを考えてくれてたって…
だけど!寂しかった……」
銀時は泣きそうな顔をして言った。
「すまんのぉ、銀時。
これからはずっと一緒じゃぞ?」
「絶対だぞ…母上。」
銀時は笑顔で言った。
それから万事屋銀ちゃんにはとても美しい女の人が一人増え、楽しそうな声が聞こえて来るそうな。