第10章 〜勝手〜
私「…カラオケ…?…」
京平「見ればわかんだろ」
私はてっきり…またセックスのためだけに呼ばれたのかと…良かった
京平「何安心しきった顔してんだよ」
私「え?…」
京平「脱げ」
私「何言って…」
京平「毎回毎回ラブホじゃつまんねぇだろ?」
京平が何を言っているのか理解出来ない…どうして?
京平「聞いてんのかよ、まぁいいわ…今日はココで抱いてやるよ」
私「…いやぁ!」
私はカラオケの部屋のドアまで急ぐ…早く逃げなきゃ
京平「チッ…どこ行くんだよ」
私はすぐに京平の腕の中へ連れ戻されてしまう…
それでも…
無駄な行動とはわかっていながらも抵抗してしまう
だって愛されないセックスなんて悲しいだけだから…
私「いや!いや!」
私は泣きじゃくりながら、ただただ叫ぶだけ…
私は京平が好きだよ?こんなセックスだけでも…京平が好き
だから…愛されないセックスでも私は嬉しいと思うんだよ?
でも、このままは嫌なの…
もう自分が何を言っているのかさえ分からない…
誰か…京平を元に戻してよ…