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過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン 前編】

第83章 諦めない








「安心したよ。本当に諦めちゃってるのかと思ってたからね」

「てめぇのナナシ病は死んでも治りそうにないな」

「・・・・・・・・・スン」

「再会出来た時、ナナシに酷い事しちゃダメだよ?」


ハンジ、リヴァイ、ミケ、ナナバがそう言って笑うのを見て、
エルヴィンはやっと皆にも心配させていた事に気づいた。


この一ヶ月、他の事に気が回らなかったせいで気付かなかったが、
改めて仲間のありがたみを感じた。


「・・・すまなかった。これからも協力してくれ」


自然に出たエルヴィンの謝罪に一同は目を丸くした後、
「当たり前だ」と笑った。

ナナシが居なくなってから暗かった執務室に久々に笑い声が響いた。






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