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過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン 前編】

第72章 新境地開拓










「・・・・・・・・何故こうなった?」

「・・・・それは俺の台詞だ」


顔を歪めて不機嫌そうに呟いたエルヴィンに対し、
彼と向き合って立たされている自分の方がそういう顔をしたいと
ミケは思った。



新しい扉を開けてしまったエルヴィンが気持ち悪いと、
三人の所に逃げてきたナナシを匿ったまでは良かった。

あれはナナシでなくともドン引きするくらい気持ちが悪いと思う。


ハンジはゲラゲラ腹を抱えて笑っていたが、
リヴァイとミケは無言で固まり吐きそうになっていたくらい
気持ち悪かった。


三人の背後でカタカタと震えるナナシが不憫に思え、
エルヴィンから庇ったのも当然で・・・、
しかしこのままではダンスの練習が出来ないというのも
理解していた。

どうすべきかと考えていると、震えていたナナシが
ある事に気づいて提案したのだ。







――曰く、ナナシは観察眼に優れているので、
誰かが踊っている所を見ていれば踊れるようになる、と。





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