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過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン 前編】

第69章 デートしよう!













壁外調査の準備で忙しなく過ぎていくある日の早朝、
ナナシはエルヴィンに呼び止められた。

真剣な表情で呼び止めてきたエルヴィンの様子から
何か重要な事なのだろうと察する。


「ナナシ、今日の予定は?」

「今日は兵士達の訓練成果を見てから・・・自主練だ」

「そうか。すまないが今日の予定を全てキャンセルして
私の護衛として着いて来て欲しい」

「え?」


突然そう言われナナシは眼を丸くして驚いたが、
どこかへ赴く護衛としてなら合点がいく。

エルヴィンは敵も多いはずだから護衛は必要だろう。

二つ返事で了承すると、エルヴィンからいくつか箱を渡されたので
首を傾げる。


「今からすぐそれを着て門の所へ来てくれ。
私は先に行って待っている。行き先は道すがら説明しよう」


急いでいるのか、エルヴィンはそれだけ言って足早に去って行った。


渡されたのは恐らく変装用の服か何かだろう。
変装しなければならない程危険な場所に行くのだろうか?

任務を任された以上従うしかないと判断し、
ナナシも急いで自室へ行き着替えることにした。




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