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過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン 前編】

第59章 兵士として、男として・・・









―――数十分前から、エルヴィンはいつもとは違う違和感を覚えていた。



始めはやけに泥酔状態の人間が出来上がるのが多いな、
という感想しか抱かなかったが、時間が経つにつれ
その違和感は収束する事無く膨らみ続けていった。



今夜の懇親会は憲兵団が主動していたという事もあって、
割りと良い酒が多いとは思っていたが、泥酔する程
飲みたくなるような代物では決して無い。


普段高い酒を飲み飽きているような金持ちまでもが酩酊状態とあっては、
直感的に「何かが起きている」とわかった。

そういえば懇親会の始め頃会ったピクシスも酩酊状態に
近かったなと思い出したが、すぐに
「いや司令はいつもあんな感じか」とその考えを打ち切る。






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