• テキストサイズ

過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン 前編】

第45章 恋愛相談と恋愛観






「自分はもうナナシさんとお話しする事はありませんので、
団長がお持ち帰り下さい。僭越ながらお二人はもっと話し合うべきです」


人形やペットを受け渡すようにナナシをエルヴィンに渡すと、
彼は団長としてでは無く、一人の人間として嬉しそうに破顔した。


「ありがとう、エルド。その言葉、肝に銘じるよ。
私のナナシが世話になったね」

「いえ、それでは失礼致します」


敬礼して去って行くエルドを呆然と見送ったナナシは、
突然の展開に思考が停止していた。

エルドともっと話していたいと主張していたのに、
何故か引き渡されてしまった。

しかも割りとぞんざいに。

疑問符を頭に浮かべていると頭上から溜息が聞こえてきて、
持ち上げられていた身体がそっと地面に降ろされた。





/ 1001ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp