• テキストサイズ

過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン 前編】

第38章 エッカルト・アーデルハイトの日記2










集中し過ぎていて灯りを点けなければならないくらい
部屋が暗くなっている事にやっと気づいたエルヴィンは
一旦日記帳を引き出しに仕舞った。

そして静かに目を閉じ、日記の内容を反芻する。



地下室やナナシの様子からして悲惨な末路を迎えたのだろうと
覚悟はしていたが、読んでみると居た堪れなくなる内容で
気分が滅入るなと溜息を零す。

ナナシもエッカルトと同じ除隊されたメンバーなのだろうか?


日記にナナシらしい人物の記述が無いので判断が出来ないが、
今でも生きているのだからそう考えるのが妥当と言える。





ソロモン団長は巨人の謎の解明が出来たのだろうか?


どうせなら一兵卒ではなく団長の日記が手に入れば良かった、と
詮無い事を考えてしまう。




暫くすると部下が「夕食のお時間です」と呼びに来たので、
エルヴィンは重い腰を上げた。







/ 1001ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp