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過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン 前編】

第32章 メデューサの微笑?








ミケは壁外調査後なのに娼館に行って無かったから、
こんなに欲求不満なのだと強制的に自分を納得させ、
努めて普通の声色でナナシに問いかけた。


「・・・それより、データ集めは終わったのか?」

「あ、忘れていた。ペトラ達が気絶してしまったからな・・・
まぁ、一人でも支障はないか」


誰にも見つからないようにコッソリ観察すれば良いのだと思っていると、
ミケが「俺が行く」と椅子から立ち上がった。


「おまえを一人で行かせたらエルヴィンがうるさい」

「ミケだって忙しいだろう?それにお主と一緒だったら目立つし・・・」

「今日は非番だ、問題ない。
それにおまえを一人にして責任を問われるのはペトラとオルオだ。
どうする?」

「・・・・・・・・・・・・すまぬが、共に来てくれミケ」

「わかれば良い」


渋々頷くナナシに対し、ミケはどこか満足そうに頷いた。





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