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過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン 前編】

第20章 帰還への攻防






頂上に着くと、救護班が駆け寄ってきて
動けないリヴァイとハンジを運んでいった。

担架で運ばれながらまだ話し続けるハンジに、
お目付け役としてナナバが同行する。



ミケはエルヴィンの下へ向かおうと足を踏み出したが、
多分ここでナナシを一人にしたら彼から大目玉を食らうだろうと考え、
振り返った。


しかし、そこにナナシの姿は無く、
調査兵団のマントとジャケットだけが畳まれて置かれていた。


「・・・・・・・・・・」


念のためサイズの確認を行ってみたが、
どう考えても小さい人間用で
ナナシが脱ぎ捨てていったもので間違いないだろう。











―――大目玉確定!!












ミケはがっくり肩を落とし、
ジャケットとマントを拾い上げると重い足取りで歩き出した。







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