第1章 夏祭り/H×H&ケロロ軍曹
「いつまでそこにいるんですかー」
「友達探してんだけどさ…歩くより待った方が速いんじゃないかなと思って」
「でもここにいられると迷惑ですぅ」
タママの屋台の前に男の子が人待ちをしていた
かれこれ1時間は経つ
「金持ってくるの忘れちゃってさ」
あはははと男の子は笑っていた
「だから匂いだけで我慢しよう…と…」
笑っていた男の子の前に綿あめが差し出された
「これは僕からのおごりですぅ」
「え?マジ?おじさんやっさしー」
「僕はおじさんじゃないですぅ」
タママと友達待ちの男の子キルアに奇妙な友情が芽生えていた
「へぇ〜おじさんケロロ軍曹って言うんだね」
「皆は我輩をケロロとか隊長とか曹長って呼ぶであります」
ゴンは亀すくいをしながらケロロと仲良くなっていた
「ケロロで呼び名が隊長……あの人とよく似てるなぁ」
「あの人とは誰でありますか?」
「いや、こっちの話だよ」
こうして周りがお祭りで盛り上がっている所に不穏な影が5つ忍び寄っていた