第1章 夏祭り/H×H&ケロロ軍曹
「ねぇキルア今日さこの辺で縁日って言うお祭りがあるらしいんだけど…」
ゴンは少し申し訳なさそうにキルアに言った
「おいおい、必殺技完成させるまで後2日しかないんだぞ?」
キルアは飽きれたように言った
ゴンとキルアは訳あって自分自身の必殺技を作らなければならなかった
「ほら最近部屋にこもりっぱなしだからさ…息抜きだよ」
ニコニコと笑うゴンに対してため息をつき
「分かったよ…ただしもちろん必殺技は完成するんだろうな〜?」
ゴンの頭をグリグリした
一方幻影旅団アジトでは
「あ〜疲れた」
フィンクスが肩を回しながら出てきた
「さほど疲れてないくせによく言うね」
フェイタンが横でそう言った
「おっ2人とも戻ってきたんだね」
シャルナークが2人に気づいて近寄った
「ねぇ今日さ縁日行ってみようよ」
「なんだそりゃ聞いたことねーな」
フィンクスは不思議そうにシャルナークを見た
「縁日って言うのはざっくりいうと遊べるお祭りだね」
「へぇ〜どうだフェイタン行ってみようぜ」
「ワタシはパスね」
「んだよ…行こうぜ!」
「しつこい…口聞けなくするよ」
フェイタンは鋭くフィンクスを睨んだ
「おお…上等だ」
フィンクスも肩を回して戦闘準備に入った
「はぁ…こういう時はコインでしょ?」
シャルナークは呆れながらコインを取り出した
幻影旅団内で揉め事や対立が起きたときはコインの表裏で当たった方の意見に従うルールがあった
「ちっ…表だ」
「じゃあワタシは裏ね」
シャルナークから上に投げられたコインはそのまま手の甲に落ちた
コインは表だった
「ってことだ」
「ちっ…仕方ないね」
「決まりだね…そうなると行くのは俺とマチとノブナガとフィンクス達だね」
「縁日は夜からだから」
そう言ってシャルナークは立ち去って行った