第8章 上皇水尾×御門
その鏡は…
映ったものの情欲を最大限に高め
果てることの無い淫蕩な時間を
約束する不思議な代物だった。
陰陽師たちは、力のある御門ばかり
重用する水尾に腹を立て、
水尾が手に入れたがっている
家光(瑠璃)との夜を盛り上げる
手助けをして水尾に気に入られよう
という魂胆だった。
そして、水尾が正気に戻れば
この様なやり方を望まないという
ことも気付けないほど彼らは
浅はかな連中だった。
……………………
しばらく経つと…
座る水尾に後ろから両胸を揉まれながら
振り返るようにして舌を絡め合い、
水尾の脚で開いたまま固定される脚を
御門に愛撫される瑠璃がいた。
水尾の指は瑠璃の桜色の頂を指に挟み
こねる様に動かす。
一方の御門は全ての指のその間まで
愛し終わると、今度は膝の裏から
太ももまで丁寧に舌を這わせていた。
「んんんんっ!い…いいっ!あぁっ!」
瑠璃にも鏡の不思議な力が影響したのか
どうか…いつもよりも大きく
淫らな声を上げ続けている。
水尾の赤毛の髪に手を差し入れ自らも
口づけを求める姿が艶かしい。
太ももに舌を這わせたまま、御門の指が
瑠璃の秘部に伸ばされた。
『こんなに濡らしてさぁ…
どうして欲しいか言ってごらんよ…』