第6章 麻兎
まるで尖るようにまで膨れ上がった
蕾を、器用な指先で
時に引っ掻くように、
かと思えば羽でなでるように
麻兎は愛撫する。
緩急つけたその動きは絶妙で…
麻兎がその指先を、
瑠璃の蜜壺に差し挿れる頃には
瑠璃は喉が枯れるほど大きな声で
鳴いてしまっている始末だった。
麻兎の指…
こんなこと思うの恥ずかしいけど
ほんとに上手…
瑠璃の中の最も感じる部分も刺激され
さらに快感は加速する。
くちゅくちゅくちゅくちゅ…
飛沫が飛び始める。
「ひゃっ…!だめ…だめ…!
麻兎っ…あぁぁっ!」
「だめ、って?何が?」
「うぅっ…何か…あぁんっ!
で…出ちゃう…!」