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新章イケメン大奥✳︎逆ハーレムの世界✳︎〔裏〕

第4章 鷹司


……………………

褥の中で、疲れきった瑠璃の身体を
抱きしめながら俺は考えていた。

俺は…実は瑠璃に求婚するつもりで
夜伽を引き受けたんだ。
当たり前だろ?
添い遂げるっていうのは少なくとも
俺にとってはそういうことだ。

でも…
瑠璃にはすでに経験があった。
城下でっていうのは、
やっぱり考えにくい。
てことはもしかしたら大奥に
想う奴がいるのかも…
俺は自信をなくしていた。
どちらにしても少し時間が必要だ…


「瑠璃…?
俺はお前が好きだよ。
だから、俺を正室に選んでくれたら
一生お前だけを大切にする。」


「鷹司…」


「でも、お前が同じように想って
くれないと意味がねぇ。
俺は待ってるから…心が決まったら
俺のところに来てくれ。
但し、そんなに気が長くないからな?」


その間にも瑠璃は
夜伽を選び続けなくてはならない。
俺は心中穏やかでは無かったけど…
無理して笑顔を繕った。

瑠璃…
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