第16章 最終章〜sweet&sweet2〜
「俺…幸せ過ぎて怖いくらいだ。
いつかきっと二人の
かわいい赤ちゃんができるんだよね。」
後始末を終えた火影が
腕枕をしながら囁く。
「瑠璃…今まで俺に
守らせてくれてありがとう。
今までも、この先もずっと…
瑠璃は俺が守るから…
だから、瑠璃に触れていいのは
俺だけだよ?」
………実際、一度は影武者という
危険な任に着いていた瑠璃には、
この先ずっと危険が付きまとう
という可能性がある。
火影が新居を江戸から離れた
場所で探したのも
そういった理由からだった。
瑠璃には言わなかったが、
火影は夫として、そして引き続き
護衛として、一生そばで
支えるつもりだった。………
「うん…私も火影を
守って生きていきたい…
二人はずっと一緒だよ…」