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新章イケメン大奥✳︎逆ハーレムの世界✳︎〔裏〕

第3章 春日局


春日局の部屋に入り、
緊張した面持ちで
向かい合って座る瑠璃。


「あの…よろしくお願い致します…」


生真面目に挨拶する瑠璃に
春日局は苦笑する。


「貴女は…私が昨夜のことを
知らないとでも思っているのか?」


「え…⁉︎」


「まぁ良い…〝上様〟は基本的な
閨ごとはすでにご存知のようだ…
更なることを覚えていただくとしよう。
今宵は私にとって思っていたよりも
楽しい夜になりそうだ…」


春日局の眼鏡がキラリと光る。


「そ、そんな…」


瑠璃はゴクリと息を飲んだ。


…しばらくすると、春日局の部屋からは
瑠璃のすすり泣くような艶かしい声が
部屋の外にまで漏れ聞こえるように
なっていた。
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