第2章 火影
「ほ…かげ…」
火影の透き通るような瞳を見つめながら
両手を伸ばす瑠璃。
火影は身体を傾け、
瑠璃が抱きつきやすいようにした。
広い背中…その傷痕を指でなぞる。
「俺、もうっ…限界近いかも…」
腰の動きが激しさを増す。
「はぅっ!あぁん、あぁっ」
瑠璃の身体の奥深くを暴れまわる
火影自身に、瑠璃の中心は更に高まり
収縮を繰り返す。
「うっ…瑠璃様…そんなに…」
「火影っ…私…私…あぁっ!だめぇ…」
「…!瑠璃っ、瑠璃っ」
二人は同時に昇りつめた。
その後二人は何度も交わり…
明け方、深い深いくちづけを交わして
火影は部屋を後にした。
二人の最後のくちづけは
火影の涙の味がした…