第12章 緒形の診察室~午後編~
「あの…奥にいっぱい当たって…」
「あぁ、失礼しました。
そちらの長さでしたか…
記録しておきますね。
このまま襦袢はお取りします。
鷹司様のことはどう思われます?」
お、お尻が丸見えで恥ずかしいよ…
「えっと…真剣に正室のことを
考えてくれていて嬉しかったです。
だから尚更…中途半端な気持ちで
向き合っちゃいけないなって…
でも長くは待てないって言われたし
もう呆れているかもしれません。
あぁぁぁ…!」
「呆れられてなどいないと思いますよ。
一度きちんと向き合われては
いかがですか?
…瑠璃さんほど敏感でしたら
臀部周辺は当然反応しますね…
では永光さんはいかがでしたか?」
「あの…何かのお薬のせいで現実とは
思えないほど気持ちが良くて…んんっ…
鏡で永光さんと繋がっているところも
見て、頭の中に焼きついてしまって…///
あんっ…」
私、すごく濡れてる…
脚を羽で撫でられているから
膝が自然にガクガクしちゃうよ…
それにこんなことばかり質問されて
いたら身体の奥の方がなんだか…
「なるほど、それが南蛮渡来の…
それにしても頭の中に焼き付いて
離れないとは…さすがは永光さんです。
…これで全身の検査は終了しました。
続いて…上を向いていただけますか?
おや…これは…」
「え…なんですか…?!」
一糸まとわぬ姿で診察台の上に
仰向けになった瑠璃の下半身に
緒形の柔らかだけど冷静な視線が
注がれている。