第12章 緒形の診察室~午後編~
「初めから昇天なさるとは…
瑠璃さんは素晴らしい
お身体をお持ちなんですね。
それとも火影さんがお上手でしたか?」
晒されたまま天を向き
ドキドキと脈打つ桜色の頂き…
その向こう側に見える優しい眼差しが
痛くて堪らない。
「えっと…その時はわからなかった
のですが…火影とは…あの…中が
ぴったりで…気持ち良かったです。」
「それはそれは…
火影さんとは相性がぴったり…っと。
お二人は性格もよく似て
いらっしゃるのではないですか?
そして瑠璃さんは火影さんを
とても信頼していらっしゃる…」
「はい…
一緒にいてとても自然だし
頼りがいもあります。
…緒形さん?
何を書いていらっしゃるんですか?」
「閨の相性についての記録ですよ。
火影さんをどう思っていらっしゃるか
についてはここだけの話にしておきます
のでご心配なく…」
「え…///どちらかと言うと
閨のことを書かれる方が…あんっ!」
突然
緒形が手にした羽で首筋を撫でられた。