第2章 火影
「…!///それって…??」
「瑠璃様はかわいいね…
ちゃんと説明するよ。
明日の夜、春日局様に手解きを
受けるんだよね?
瑠璃様、手解きってどんなことするか
想像した?そこに愛は無いのに…」
瑠璃にも閨の知識は少しだけあった。
でも改めて考えてみると。
ただでさえ普段から緊張しまくりで
接している春日局様と一夜を…
「…火影…どうしよう…」
今更ながら不安になり涙ぐむ瑠璃。
そんな瑠璃の肩を火影の両手が優しく
包み込み、真剣な瞳で顔を覗き込んだ。
「瑠璃様…俺には愛があるよ。
たとえ一晩だけでも…
命をかけて瑠璃様を愛する。
優しくするよ。それに…」
瑠璃様も俺のこと好きって
言ってくれたでしょ?
と冗談っぽく言ってニコっと笑った。
いつもの優しい火影の笑顔…
私は何度この笑顔に助けられたか
わからない。
とても優しい気持ちになり
私は頷いていた。
「火影なら…ううん。火影が…いい…」