第7章 ~10月~
剣「先輩、ご・め・ん・な・さい♪」
「翔先輩!」
翔「イッテ!」
智「翔くん!!」
翔先輩の腕から、血が流れていた。
私のせいで、また1人悲しい思いをさせてしまった。
私は抑えられなかった。
バシッ
剣「っ痛……………。」
翔「っ、#NAME1#?」
智「#NAME1#ちゃん?」
「最低だよ、渡部くん。
付き合うことは出来ないけど、デートくらいなら翔先輩に、許してもらって行ってあげようって思ってたのに。」
翔「#NAME1#……………。」
「でも……………………翔を傷つける人は許さない!
たとえそれが、渡部くんや佐姫だったとしても。
渡部くん。
私以外にもいるから。きっと、渡部くんに似合う人が。」
剣「ごめん。俺。
先輩、ごめんなさい!」
翔「いいよ、別に。
こんなの、慣れてるから。」
剣「すみません。」
そういうと、渡部くんは行ってしまった。
翔「#NAME1#、ありがとう。」
「いえ。思ったことを言っただけですから。」
翔「初めてだね。翔って呼んでくれたの。」