第9章 ~12月~
「ねえ、苑華。
伝えなきゃいけないことがあるの。」
苑華「なーに?」
「翔くん…………って言えばわかるかな。」
苑華「翔くん!?
#NAME1#、覚えてたの!?」
「ううん。
今、同じ学校行ってる先輩。」
苑華「え!?マジ!?
ちょー運命じゃん!」
「苑華のこと、話さなきゃいけなくなっちゃって、全部伝えちゃったの。」
苑華「それは全然良いけど!
私も会いたい!」
「連絡先知ってるんでしょ?」
苑華「あー、聞いたのー?」
「うん。」
苑華「そっかー。
でも、私が急に連絡したら、きっとビックリして腰抜かしちゃうよ!」
「恥ずかしいんでしょ?」
苑華「うっ。バレた。」
「わかったよ。じゃあ、待ってて。」
苑華「うん!あ、#NAME1#!」
「なに?」
苑華「ありがとう。
私のこと、そんなに心配してくれて。」
「だって、親友なんでしょ?私達。」
苑華「あ、あの時おいた手紙読んだの!?」
「うん、バッチリ!」
苑華「恥ずかしすぎる…………」
「私の方こそありがとう。
苑華と会えてよかったから。」
苑華「#NAME1#……………もう、大好き!」
「ありがと。じゃあ、行ってくる。」