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枡屋 〜艶が〜るの向こう側〜
第6章 夏祭りと 【土方歳三】
艶子視点
_______________
「何で、ダメなんですか…」
私の口から、頼りない声が出る。
折角、緊張しながら誘ったのに。
「駄目なものは駄目だ」
さっきから土方さんは、この一点張りだ。
「理由を教えてくれないと納得出来ないです…っ」
思わず、口が尖るほど私は拗ねていた。
「理由なんてねえさ」
涼しい顔で答える土方さん。
「もういいです、1人でいきます」
私は、涙でいっぱいに溜めた目を土方さんに一瞬向け、部屋を後にした。
事の発端は、昨日にあった___
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