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枡屋 〜艶が〜るの向こう側〜

第6章 夏祭りと 【土方歳三】






艶子視点
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「何で、ダメなんですか…」



私の口から、頼りない声が出る。


折角、緊張しながら誘ったのに。


「駄目なものは駄目だ」


さっきから土方さんは、この一点張りだ。


「理由を教えてくれないと納得出来ないです…っ」


思わず、口が尖るほど私は拗ねていた。


「理由なんてねえさ」


涼しい顔で答える土方さん。


「もういいです、1人でいきます」


私は、涙でいっぱいに溜めた目を土方さんに一瞬向け、部屋を後にした。





事の発端は、昨日にあった___



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