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ふたりだけのdestiny

第6章 番外編 TABOO ❊櫻井翔❊



「……俺の奪らないでくださいよ」



いつもより、ものすごい低く氷のようにひどく冷たい声が、俺の耳元に響く。



何も言い返せないでいると、スタスタとニノは楽屋に戻っていった。






〈ちゃん、もうおわりにしよ〉





《えっ?どうして?
あたしは、会いたいですよ》





〈ちゃん、ごめん〉





《理由もなく会えないのは嫌です》








ちゃん…………。



これって、俺……勘違いしてもいいって事なのか?



答えてくれよ、ちゃん…。







…………………………







「どう考えても違うだろ笑」



「えっ…………???」



これは、松潤の声……?



なんで?



「なんちゅうモーソー笑笑」



「は、そんなこと言わないし俺以外の男とキスもしません❢な、?」



「うん。まぁ…。」



「なんだよ、まあって!うん、だけでよかったでしょー」



えっ、ちゃんがどうしてここに…?



そう思って、声のする方を見るとニノがちゃんにちょっかい出してるところだった。



「翔さん、そろそろ妄想の世界から帰ってきな~?」



「……………どこからどこまで妄想?」



「知らんわ笑笑
でも、すっごいアレだね、翔くんっぽいシチュだったね」



「TABOOぽかったよね」



ヤってないけどね…



「でも最後のニノ、怖かったよねー」



相葉さんがニノの方を見て言うと、ちゃんが確かに、と笑った。



「だってと翔さんがキスしてんの見たんだよ!俺」



「妄想の中でね」



「そりゃ、いくら俺が大人つったってあれはない」



そう言ってニノがちゃんを抱き寄せた。



「大丈夫。にのだけだから。」



と、ちゃんが言うと、ニノは顔を真っ赤にさせた。



「ちゃんが初めてにのって呼んだー⤴」



相葉さんが茶化すと、ふたり揃って照れ出した。



「もー楽屋でイチャんなってー笑」



ニノの足の間にちょこんと座ってるちゃん。







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