第4章 生き残った男の子
「...あなたは誰?」
叫ばなかっただけマシだと思う。
「俺はホグワーツの森番のハグリッドだ。」
そういえば読んだことがあるな~。さすがにここまで大きいとは思わなかったけど。
「どうぞ、入って。」
ハグリッドが座れるサイズの椅子を何とか探し出し、いい香りのするお茶を出した。
「どうしたの?何かあるの?」
「ダンブルドア様に、お前さんをダイアゴン横丁に連れてって買い物するよう言いつかっちょる。」
「じゃあ教科書とか、フクロウとか、杖とか、買いにいけるのね!」
「だがその前にハリーを迎えにいかにゃならん。」
「大丈夫よ、私も同じ年の人と一緒の方がいいもの。ついて行くわ。」
友達を作っておきたいしね。