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大好きだから…(長編小説)
第4章 魅月と僕
「魅月…?僕は、鳴海黒唖っていうの」
僕たちが出逢ったのは、幼稚園児くらいの頃。
中学生になるまでは、とても仲が良く家も近い幼馴染みだった。
「私ね、大きくなったら、マフィアの一員になるの!!」
僕たちの一人称は反対だった。
僕は女なのに、僕。
魅月は男なのに、私。
「んじゃ、僕もなるっ!!」
「一緒に戦おうね!」
そう約束をした覚えがあった。
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