第1章 変わらぬ毎日
数占いもマグル学もまだ大丈夫だった。
今は魔法薬学。
私もシリウスもスラグホーンのお気に入り
だから誉められるのは
正直いつものこと。
今日も誉められまくり。
あはは…
いつもはペアですることが多いけど
今回は一人でする内容。
あーあ。シリウスとしたかったなぁ…
ちらっとシリウスを見る
するとなんと彼も同じ行動をしていて
目があった。
にこっと微笑むが
シリウスは何故か険しい顔
キョトンとしていると
シリウスがこちらに来た
「ミリア、まじでお前医務室行け。
顔色が良くない。」
あぁ…
なんでわかっちゃうの?
朝よりも症状がかなり悪いことに
気を抜いたら倒れてしまいそうなことに
「大丈夫、本当に。
ちょっと疲れただよ。」
そう言って微笑むけど
彼はまだ険しい顔。
その時
(がしゃん)
近くのスリザリン生の鍋がひっくり返った
「プテレゴ!」
とっさに盾の呪文で
スリザリン生をかばい、
なんとか怪我は防いだ。
しかし
ほっとした瞬間
視界がぐにゃりと歪んだ
倒れる!!
そう思いぎゅっと目を瞑ったけど
衝撃は来ない。
変わりによく知っている匂い
シリウスの香水の香り。
目をそっとあけて見上げると
そこにはシリウスがいて
シリウスに抱き締められていた。