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永遠に・・・Ⅰ

第3章 転校生





6号館についた。はっきり表示が出ていたけれど、エリックはドアの正面まで送ってくれた。


 『じゃ、頑張って。』


 そういって、ドアノブに手をかけて中に入ろうとした私たちに、エリックが声をかけた。


 「ほかにも一緒のクラスがあるかもしれないし。」


 ベラはあいまいに微笑んで、私を引っ張っていった。ベラはイライラしていたようで、


 「しつこいし、おせっかいね。チェス部にいそうなタイプね。」


 と、言った。私は苦笑しながら


 『私もあのタイプは苦手。』


 午前中いっぱいは、これの繰り返しだった。


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