第7章 巨人と訓練
ー数刻後ー
兵士たち全員と私たちは実戦訓練場の前に集められた。
そして、今からやる訓練についての説明をハンジさんと私で行った。
ハンジ「それじゃあ、説明するよ!
今からやってもらう訓練は私の隣にいる葛之葉
天姫によって作られた巨人との実戦訓練だ。」
このセリフに兵士たちは動揺を隠せずザワザワし始めた。
ハンジ「続けるよ。
巨人との実戦訓練と言っても死ぬことはないから安心してね!
口に入れられる、手で掴まれる、足で踏まれるという事態になったらここから見えるあの円の中に飛ばされるようになってるから!
そして、巨人の方にも色々なレベルを作ったよ!兵士たちの実力に合ったレベルから挑戦できるようにね!
レベルについては天姫から説明してもらうから」
そう言って私に拡声器をパスしてきた。
天姫「あー、ではレベルの方を説明します。質問とかあれば最後にまとめて聞くんでよろしくお願いします!
では、レベルについてです。
レベルは1〜5まで作りました。
レベル1では、巨人からの攻撃は一切ないです。歩いてるか、立って止まってるかのどちらかです。うなじを狙う訓練に向いていると思います。
レベル2では、巨人の視界に人が映った時のみ追いかけて来るようになり、たまに掴もうとしてきます。巨人から逃げる訓練に向いているレベルです。
レベル3では、明確に私たち人間を見つけた時に襲ってきます。この辺りのレベルからは壁外の状態に一気に近づくため実戦訓練として役立つレベルだと思います。
レベル4では、巨人の方から人間を捜して襲ってきます。そして奇行種のような予測の難しい動きをする巨人も現れます。実力がある人に向いているのと1対多数の実戦訓練にもなると思います。
レベル5では、襲ってくるのは当たり前。奇行種も当たり前。プラス人間を感知するようにしました。なので、一瞬で巨人に取り囲まれるようなレベルです。
相当実力に自信のある人のみ挑戦をお勧めします!
それと全てのレベルにおいて先程ハンジ分隊長が説明した死ぬほどのダメージを受けた時に発動する術式が施されていますので怪我はするでしょうが立体起動装置で落ちたり、木に激突しない限り死なないと思います!
では、質問等あったらどうぞ!」