第16章 『もう一度』
天姫「これ使ってください。片付け方法と溜まってごちゃごちゃしてきた書類を日付させ記入してればその順番に並べて巻物内に保管できます。
こちらにはチャクラが無いんでどうしようかと思ったんですけど特性の鍵による直発電の仕組みを組み込み、発電の容量でチャクラと同形質のエネルギーを生み出せるようにしてます。
なのでこの鍵をその穴にさして回しまくってもらうと巻物が開きます!」
そう熱弁しながら鍵を穴にさしてやって見せた。
ハンジ「えっ!凄いよ!!!
て、なんで私が貰ってるんだよー!天姫も何か欲しい物ないの?」
・・すげ嬉しい!!これモブリットに渡せばモブリットも楽になるだろうしね!!
天姫「私はいいですよ。でもお願いしたいことがあります」
ハンジ「え!なになに?」
そう言うと笑顔を輝かせながら詰め寄ってきた。
天姫「ハンジさんが描いた巨人の絵が欲しいんです。」
・・・この世界にいた証が欲しいんです。
ハンジ「え!?そんなのでいいの?
もっと何かないのかい!?」
・・え?絵?
天姫「はい。絵が欲しいです!」
ハンジ「天姫がいいなら私はいいよ!幾らでもあげるよ!!」
・・天姫ってあんまり我儘言わないからな〜 私がプレゼントを考えるしかないね!
私は絵をもらえるという約束ができたことにテンションがグンッと上がった。