第16章 『もう一度』
時が過ぎるのは早いもの。
皆を送り還してから七年が経った。
天姫「エルヴィン団長!!!ハンジ分隊長の部屋からの悪臭が酷過ぎて近隣の兵士たちが続々と倒れてます!!!
なんであんな状態になるまで放置したんですか!?」
・・・腐海でしかないよ!!
リヴァイ「俺も天姫と同意見だ。」
・・ちっあんなもんがあったんじゃ落ち落ち寝ることもできねぇ
私とリヴァイ兵長は一週間の内地での任務から帰還してすぐのこの仕打ちに団長の元へと急いだのだ。
エルヴィン「…あれには私も悩んでるよ。だが、あの部屋を掃除できるものが居ないんだ。」
天姫「本人はどうしたんですか!!
分隊長本人がいるでしょう!!」
・・・甘やかし過ぎたか…
エルヴィン「巨人についての解明が進み人類が壁外で暮らせる時が近い今僅かに残る巨人を研究するハンジを止めれる者は居ないんだ。」
天姫「それでもですよ!?
あー!!もうっ!私今から行って来ます!!」
・・・あんなのを放置してたまるか!!死ぬわ!
私はそう言って部屋を出ようとしたらエルヴィン団長に呼び止められた。
エルヴィン「待つんだ。行くのは構わないが自分の報告書を提出してから」
天姫「はいどうぞ!」
・・・そんなものもう出来てます!では!
私はエルヴィン団長に食い気味に書類を突き出した。そして受け取ったのを確認してからすぐ様部屋を飛び出した。
もちろん瞬身を使って一瞬で分隊長の部屋へと向かった。
部屋を出てから数秒後に分隊長の部屋のある方から本人の奇声が調査兵団本部に響き渡った。