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進撃の世界にまさか…!!!

第15章 『嘘と別れ』






それを確認した私は立ち上がり印を解いた。
そして、日本刀をもう一度手にし花へと突き刺した。そして先ほどとは逆の方へと手首を捻った。




すると光輝いていた花は黒へと戻り初めの十字の状態へと戻った。




天姫「時の流れ、空間の歪、全てを修正し元の姿へと戻さん。
時空征移 封印。」




凛とした声でそう言ってから柏手を一本打った。





そして扇子と小太刀を手に立ち上がり、私は舞い始めた。舞は術の初めに行ったものの逆回しだ。




振るう小太刀

舞う扇子

輝く瞳

靡く髪

揺れる白装束



皆を送りだす為の舞。
心を込めて。




刻々と時が過ぎる中舞つづけると光り輝いていた五芒星も消え、私の姿も元の状態へと戻っていた。



天姫「ふぅ…。任務完了です、火影様。」
・・・さあ、私は此方で頑張るとしましょう!
またいつか皆と会えるその時まで。




私は扇子と小太刀を消してリヴァイさん達を振り返った。




天姫「無事に完遂できました。
我儘に付き合っていただきありがとうございました。」



私はそう言って頭を下げた。




エルヴィン「いや、私達もいいものを見せてもらえたよ。」


ハンジ「本当だよ!!!天姫の舞姿 綺麗過ぎだよ〜!!女の私でも惚れるね!!」


リヴァイ「終わったならさっさと帰るぞ」



頬を紅潮させテンションMAXななってるハンジさんを押しのけてリヴァイさんがそう言った。
そんな2人をエルヴィンさんは苦笑しながら見ていた。



そんな3人に私は駆け寄った。



エルヴィン「さて、天姫もこれで晴れて調査兵団の一員だ。人類の為にその心臓を捧げてくれ。」
・・元の世界へ帰るその時まで




天姫「はい。私の力全てで団長の理想を叶える力となりましょう」
・・・帰るのはこの世界の問題を解決出来たらと決めてますよ、団長。



私は今までのようにエルヴィンさんと呼ばずに団長と呼び方を変えた。
もう私は異世界の忍びとしての立場ではなく調査兵団の一員だ。
元の世界へ帰るその時まで私の命はこの世界に捧げるとこを胸に誓った。






私は3人と共に壁を目指して帰路についた。
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