第11章 壁外調査
そうこうしていると、私たちはようやく本体の最後尾に追いついた。
そして、そのまま本体中央にいるエルヴィンさんのところまで行った。
近くにやってきた私達にエルヴィンさんとその近くにいたカカシ先生が気づきこちらに寄ってきた。
カカシ「よかった、無事見たいだね」
天姫「もちろんです」
ナルト「当たり前だってばよ」
カカシ「こっちは今森に入って立体起動に移る見たいだ。
巨人を巻いてから物資を置いてある所に向かい、国へ帰るようだ。」
話しながら走っているとリヴァイさんとエルヴィンさんがこちらに馬を寄せてきた。
エルヴィン「この森で君たちには入口の枝に立ち、巨人をできるだけ中に入れないで欲しい。」
カカシ「…中に入れなければいいんだね?」
・・動きを読み損ねたか
エルヴィン「ああ、中に入れなければいい」
カカシ先生はその指示に首を縦に振った。
エルヴィン「幾つかの班にも同様の指示を出しているからその班の隊長に以後の指示は受けて欲しい。」
カカシ「わかった。」
・・何か 隠しているな。
私はカカシ先生の対応から慎重にその場の空気を読み取った。
天姫「私とナルトはリヴァイさんから離れていいんですか?
特に私は監視されべきのはずですけど」
私は探るようにそうリヴァイさんに問うた。
ここで離れるのはこちらとして得策ではないので、できる限り近くに留まれるようにしたいのだ。
すると向こうもこちらを探ってくるような視線で言葉を返してきた。
リヴァイ「一時的にだけだ。国へ戻る時は再び俺が監視に付く。」
・・こいつ、勘ずいてるのか
天姫「その間に逃げてもいいんですか?
他の兵士の方じゃ悪いですが捕まえることはできないですよ?」
・・・どうしたらついて行ける?
どうすれば私達に有利に持ち込める?
私はニコリと微笑み、挑発的にそう言い切った。