第11章 壁外調査
天姫「今のは声を大きくする術で叫んだだけです。」
場所の特定方法は声の音波の跳ね返りを耳でキャッチしただけだと簡単に説明すると、リヴァイさんに「お前、人間か?」と真顔で聞かれ、軽くショックを受けた。
リヴァイ「お前 人間じゃねぇだろ」
・・音波?の跳ね返りだと?んなもん聞き取れる奴を人間と思えねえよ
天姫「人間ですよ!何を言ってるんですか!
ちょっと耳が良いだけです!」
・・・まあ 天狐の神通力を宿してる時点で人間じゃないと言われたら何とも言えないけど、耳だけで言われるとはおもわなかった!
ハンジ「今の大声なにーー!!」
・・なんだ?今の!
ホウ助の上でそんなことをしてたら地面からハンジさんが大声で叫んできた。
私が応えようと声を張る準備をすると、物凄い皺を眉間に寄せたリヴァイさんに「無視しとけ」と止められてしまった。
先ほどの大声が相当嫌だったようだ。
今度からリヴァイさんの目の前でナルト達と連絡する時は別の手段を取ろうと思った。
こうしてハンジさんを無視していると、
ハンジ「ちょっとーー!!何をしてるのー!!
あ、なにかダメなことしてるんだろー!!」
と、またしても大声を上げてきた。
しかも今回は在らぬ誤解付きだ。
するとホウ助がいきなり高度を下げてハンジさんの頭ギリギリを飛んだ。
天姫「ちょっ!ホウ助!!
やめなさい!!
ハンジさんに何をしてるの!」
ホウ助『あいつが天姫を侮辱したからだ』
天姫「侮辱って…。ホウ助、あんなのは侮辱にはいらないし、あんなのはこっちをからかってるだけだからスルーしたら済むの」
私が頭を撫でながら諭すように語りかけた。
すると、不満はあるようだがホウ助はハンジさんに敵意を向けることをやめてくれた。